ダニーデン(読み)だにーでん(その他表記)Dunedin

デジタル大辞泉 「ダニーデン」の意味・読み・例文・類語

ダニーデン(Dunedin)

ニュージーランド南島南東部の港湾都市。オタゴ湾奥天然良港をもつ。1848年にスコットランド移民によって建設され、1860年代にゴールドラッシュで栄えた。名称は、スコットランドの首都エジンバラの旧称ダンエイディアンに由来する。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ダニーデン」の意味・わかりやすい解説

ダニーデン
だにーでん
Dunedin

ニュージーランド南島南東岸の港湾都市。天然の入り江であるオタゴ湾の湾奥に位置する。人口11万4342、都市部の人口は10万7088(2001)。オタゴ地方の農畜産物集散地で、大規模な冷凍施設があり、食品、繊維木材などの工業も盛んである。1882年この国最初の冷蔵肉の積出し港として知られる。1848年スコットランドの移民によって建設され、1861年に付近の金鉱開発で栄え、1881年まではこの国最大の都市であった。市名は、スコットランドの首都エジンバラの旧名ダンエイディアンDuneideannにちなむ。医学で有名なオタゴ大学、ポリネシア美術品で知られるオタゴ博物館などがある文化都市である。

[浅黄谷剛寛]

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