ダールバーグ(読み)だーるばーぐ(英語表記)Edward Dahlberg

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ダールバーグ
だーるばーぐ
Edward Dahlberg
(1900―1977)

アメリカの小説家。幼時をユダヤ人孤児院で過ごし、カリフォルニア大学、コロンビア大学で学ぶ。さまざまな職業を転々としたのち、1929年、孤児としての恐怖に満ちた少年時代の自分の体験を綴(つづ)った一種のプロレタリア小説『どん底の犬』を発表、D・H・ローレンスに認められ、作家として出発する。その後も同系統の作品を書き続け、第二次世界大戦後の文学風土では無視されていたが、1960年代になって自伝小説『私は人間だったのだから』(1964)をきっかけに、ふたたび注目を浴び、広い視野と豊かな経験の記録によって、アメリカ文学界に特異な位置を占めるに至った。ほかに、『これらの骨は生き得るか?』(1960)などの評論集がある。[大橋健三郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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