チョン テセ(英語表記)Chong Te-se

最新 世界スポーツ人名事典 「チョン テセ」の解説

チョン テセ
Chong Te-se
サッカー

サッカー選手(水原・FW)
生年月日:1984年3月2日
国籍:北朝鮮
出生地:愛知県名古屋市守山区
学歴:朝鮮大学校卒
経歴:在日韓国、朝鮮人の両親の間に生まれた在日朝鮮人3世。愛知朝鮮中高級学校、朝鮮大学校中に、Jリーグ川崎フロンターレ横浜Fマリノスジュビロ磐田大宮アルディージャなどの練習に参加し、2006年川崎に入団。7月対鹿島アントラーズ戦でJリーグ初ゴールを決める。チーム屈指の身体能力の持ち主で、2007年4月我那覇和樹の代役として出場したアジアチャンピオンズリーグ(ACL)一次リーグの対全南(韓国)戦で3得点を挙げ、注目を集める。リーグ戦でも定位置を獲得し、12得点を挙げるなど急成長。2008年Jリーグオールスター日韓戦に出場。一方、2007年6月北朝鮮代表として初招集され、デビュー戦の対モンゴル戦で4得点を決める。2008年2月の東アジア選手権では北朝鮮のエースストライカーとして存在感を発揮した。2009年北朝鮮の44年ぶりのW杯出場に貢献。2010年W杯南アフリカ大会では、予選リーグの強豪ブラジル戦で1アシストを決めた。W杯後、ドイツ2部のボーフム移籍。1年目に10得点を挙げる活躍を見せ、2012年1月ケルンに引き抜かれるが結果を残せず、2013年1月韓国の水原に移籍。181センチ、80キロ。利き足は右。同じ在日3世の姜成明監督によるドキュメント映画「TESE」がある。

出典 日外アソシエーツ「最新 世界スポーツ人名事典」最新 世界スポーツ人名事典について 情報