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移籍(サッカー選手の) いせき/さっかーせんしゅのいせき transfer(of soccer players)

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知恵蔵2015の解説

移籍(サッカー選手の)

サッカー選手が所属クラブを移る移籍には、(1)選手の保有権を他クラブに移す完全移籍、(2)保有権は元のクラブのまま一定期間他クラブに登録する期限付き移籍(レンタル移籍)がある。移籍制度を根本から変えたのが、1995年のボスマン判決。ベルギーリーグのジャン・マルク・ボスマンが移籍の自由と「サッカー選手の基本的人権」を求めてEU司法裁判所へ訴え勝訴。契約期間の終了した選手は自由に(移籍金なしで)移籍できるようになり、またEU圏内ではEU籍の外国人選手を外国人枠扱いできなくなった。FIFAは2001年、23歳未満の選手が移籍する場合には所属クラブに育成補償金を支払うが、23歳以上については移籍金は発生しないという妥協案をEUに提示、認められた。また各国協会に対し、海外移籍は1年に2回のみ、登録期間を設けることを義務づけた。日本では国内間の移籍については、移籍係数によって移籍金の上限を定めている。移籍係数は選手の年齢によって設けられた係数で、年齢が若いほど高い。移籍係数が発生しなくなる年齢は、06年現在満30歳以上。

(西部謙司 サッカージャーナリスト / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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