ツェンバガ族(読み)ツェンバガぞく(英語表記)Tsembaga

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ツェンバガ族
ツェンバガぞく
Tsembaga

ニューギニアの東部高地山岳地帯一帯に住む民族。タロいも,ヤムいも,さつまいもなどの栽培と豚の飼育を行う焼畑農耕民である。言語は,非オーストロネシア語族のマリング語を使用する。いくつかの父系氏族から構成され,土地は氏族に応じて分割されている。カイコ Kaikoと呼ばれる豚殺しの儀礼を周期的に行うことで知られ,戦闘時に塩漬の辛い豚を食べ,そのあと水を飲んではいけないというタブーがある。ツェンバガ族の存在が外部世界に知られるようになったのは,1950年以降のことであり,ツェンバガという名称は,60年以降に使われるようになった。

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