テクノロジー・ノード(読み)てくのろじーのーど(その他表記)technology node

知恵蔵 「テクノロジー・ノード」の解説

テクノロジー・ノード

集積回路の製造技術の世代。シリコン集積回路は微細化された配線で作られており、最先端の技術を示すために、例えば「65nm(n〈ナノ〉は10億分の1)プロセス」というような表現が用いられる。しかし、実際には最小線幅はこれより狭いこともあり、同じような世代の技術なのに、会社によって呼び方が異なり混乱が生じた。そこで、ある製造技術をDRAMに適用したときの隣接する金属配線の中心距離の半分、つまりメタルハーフピッチを基準にして、製造技術の世代を定義しようという提案が国際半導体技術ロードマップ委員会より出され、テクノロジー・ノードと呼ばれている。最先端は65nmノード、次の世代は45nmノードと呼ばれる。

(荒川泰彦 東京大学教授 / 桜井貴康 東京大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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