コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

世代 せだい generation

翻訳|generation

7件 の用語解説(世代の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

世代
せだい
generation

普通,この用語は生殖的な序列に示される父と子との年齢的な差を基準として形成された人口学的な集団概念のことをいう。その社会学的意味を詳細に検討したのは K.マンハイムである。彼は (1) 自然的な年齢の同時性をこえて歴史的,社会的な空間への帰属を含む人口的集団──世代的状況,(2) こうした世代的状況のなかで歴史的,社会的に共通した運命への参与──世代的関連,(3) そして世代的関連において体験的,行動的に特異の様式を表現する集団──世代的統一,という3つの形相において世代をとらえ,世代的関連の多元性のなかで世代統一が成立することを主張した。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

せい‐だい【世代】

せだい(世代)

せ‐だい【世代】

《「せたい」とも》
親から子、孫へと引き継がれるそれぞれの代。ふつう約30年を1世代または1代と数える。代(だい)。代(よ)。「息子の世代になる」「世代が変わる」
同時代に生まれ、共通した考え方と感じ方をもつ人々。ある年代層。ジェネレーション。「若い世代」「世代間の意識のずれ」
生物が母体を離れてから、成熟して生殖機能を終わるまでの期間。また、ほぼ同時期に出生した個体群。
同時期に存在し、同系統の様式である、機械類の型。「第二世代コードレス電話」

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

せだい【世代 generation】

一般には,出生期をほぼ等しくする年齢層,したがってほぼ同じライフサイクルに属す〈同年齢集団cohort〉を指し,それぞれ33年余の時間幅をもつ未成年,壮年,老年の3世代が一つの〈時代century〉を構成するとされているが,このような生理学的規定だけでは十分でない。この〈同年齢集団〉に属す人々が,その人間形成期,とくに政治意識の形成期――通常それは10歳代の後半か20歳代の前半――において,同じ歴史的出来事政治文化を体験し,希望や失望を共感するなかで,世界観やライフスタイルの土台となるような〈準拠枠組みframe of reference〉を共有するにいたるとき,〈純粋に質的にのみ体験される内面的時間〉としての世代が生まれるのである。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

せいだい【世代】

せだい(世代) 」に同じ。

せだい【世代】

〔「せいだい」とも〕
一つの血筋を引いた親・子・孫などのそれぞれの代。代。 「三-が一軒の家に同居する」
〔generation〕 生まれた年をほぼ同じくし、時代的経験を共有し、物の考え方や趣味・行動様式などのほぼ共通している一定の年齢層。ジェネレーション。 「若い-」 「あの連中とは-が違う」 「 -を超えた支持を受ける」
〘生〙 出生期がほぼ同一の個体群。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

世代
せだい
generation

常識的には、一定の年齢帯に属する人々をまとめて同時代者と考える場合にこのことばを使う。父の世代とか子の世代とかいった言い方をごく普通にする場合は、同じ時代に生活する人々の総称と考えてよい。しかし、社会学などではもうすこし限定して使用することが多い。「出生時期がほぼ同じで歴史的体験を共有し、ために類似したものの見方や感じ方、それによく似た行動様式を示す一群の同時代者」と定義できる。感受性の鋭い青少年期をともにした同時代者の間では、確かに共通の話題があり、共通した時代感覚をもっているのが普通である。哲学者ディルタイは、こういった同時代者の共通した感覚が、たとえばドイツ・ロマン主義のような文化運動を推進する内面的原理であったと強調している。彼の場合に限らず、世代の概念が、社会変動を分析する際有効に働くのは、それが大きな歴史的変動と個人の生活史的体験とをつなぐ媒介概念だからである。
 もっとも、この意味での1世代をどのくらいの年代幅でくくるかは、時代状況によって当然違ってくる。世代ギャップがうんぬんされる昨今、この時代幅はおそらく10年をもってしても長すぎるといった感じ方を多くの人がしているであろう。「5歳下の連中とはもう話があわない」とか、「彼は共通一次世代だ」などという場合、1世代としてくくられている年代幅は5年以下にまで短縮されている。社会学者のマンハイムは、「世代統一」の可能性をもった歴史的体験の共通性を、同じ「世代的状況」にある人々とよび、その時間幅を30年と見積もっているが、つねにそのようにいえるわけではない。近年の日本でみても、30年のうちにいくつもの異質な世代的状況が交替したと考えるべきである。もちろん、何年の幅をとろうと、世代をもってもっとも自然な歴史科学の区分軸だとする考え方は成り立つ。かりに30年説をとっていちおうの時代区分をしておいて、かえって同じ世代内部の断絶を浮かび上がらせるという手法もあるだろう。ほぼ同じ時代に生まれ、したがって同じ歴史的体験をもったと思われる人々の間に、かくも大きい断絶があるのはなにゆえか。ここから、生活地域の特異性、性による違い、所属階層の差異などが自然に浮かび上がってくる。
 世代内断絶・世代間断絶の区別とともに、世代内移動・世代間移動の区別も、社会科学ではよく使う。同一人物の生涯にわたっての社会移動(とくに階層移動)を世代内移動とよび、親子2代にわたっての社会的移動を世代間移動とよんで区別するのである。日本は昔から、たいていの親が子供には教育をつけてやりたいと願った。自分の世代内移動を犠牲にしても、世代間移動に期待したのである。日本の近代化はこの形での解放性によるところ大であった。[大村英昭]
『K・マンハイム著、鈴木広訳『世代』(1958・誠信書房) ▽H・H・ガース、C・W・ミルズ著、古城利明・杉森創吉訳『性格と社会構造』(1970・青木書店)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の世代の言及

【コーホート】より

…期間を1年に限らず,5年間としたり,年齢5歳階級別人口の一つの級に属する人口を,一つのコーホートと考えたり(年齢コーホート),また出生集団に限らず,特定期間に結婚した夫婦集団を結婚コーホートと考えることもある。コーホートは,今まで一般に使用されてきた世代generationにあたるものであるが,世代概念は社会学の広い意義をもっているため,人口学上の特有のものとして区別するためにコーホートの概念が使用されるに至った。ある年次に生まれた出生女児集団が一生涯にどのくらいの子どもを産んだか,またある年次の出生の人口がどのような死亡率で死亡していったかを計算する場合,これを〈実際コーホートactual cohort〉の出生力とか死亡率(あるいは生残率)とよばれる。…

【コーホート】より

…期間を1年に限らず,5年間としたり,年齢5歳階級別人口の一つの級に属する人口を,一つのコーホートと考えたり(年齢コーホート),また出生集団に限らず,特定期間に結婚した夫婦集団を結婚コーホートと考えることもある。コーホートは,今まで一般に使用されてきた世代generationにあたるものであるが,世代概念は社会学の広い意義をもっているため,人口学上の特有のものとして区別するためにコーホートの概念が使用されるに至った。ある年次に生まれた出生女児集団が一生涯にどのくらいの子どもを産んだか,またある年次の出生の人口がどのような死亡率で死亡していったかを計算する場合,これを〈実際コーホートactual cohort〉の出生力とか死亡率(あるいは生残率)とよばれる。…

※「世代」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世代の関連キーワード公明正大最大正大盛大盛代聖代タイダイ衛星第二隠生代金谷静台

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

世代の関連情報