テルグ

百科事典マイペディアの解説

テルグ

ドラビダ系でテルグ語を用いる人びと。インドのアーンドラ・プラデーシュ州を中心に分布。大規模な農耕カースト(大きいのは200万〜300万)がみられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

テルグ
てるぐ
Telugu

インド南部に住むドラビダ語系のテルグ語を話す人々の総称。テルグ語の使用人口はドラビダ諸語のなかで最大で、その分布地域もアンドラ・プラデシュ州を中心に広い。テルグの社会はカースト制度の強い影響を受けている。主産業は農業であるが、もっとも人口の多い農耕民カーストとしてレディ(カプとよぶ場合もある)がある。レディはいくつもの父系外婚氏族からなり、各氏族には動物、木、果物、工芸品などの名前がつけられている。テルグでは婚姻に関して北インドと著しい差異を示す。北インドでは一般にゴートラ(共通の祖先をもつ父系親族集団)内での結婚は行われず、いとこ婚は禁じられているが、テルグではブラーマン(バラモン)も含めて交差いとこ婚(男が自分の母の兄弟の娘か父の姉妹の娘と結婚する)がよくみられ、また叔父(おじ)と姪(めい)(普通は男とその姉の娘が結婚し、妹の娘との結婚は禁じられている)の結婚も多い。テルグ人は基本的にはヒンドゥー教徒であるが、ほかのドラビダ諸族と同様にさまざまな土着の神、悪霊を信仰し、動物供犠(くぎ)を行い、清めの儀礼をする。[板橋作美]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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