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テルミヌス テルミヌスTerminus

翻訳|Terminus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

テルミヌス
Terminus

古代ローマの神。農地の境界を示す標石を神格化した存在だが,カピトリウム丘上のローマの最高神ユピテル・マクシムス・オプティムスの神殿中に合祀されていたことからもその重要性がうかがわれる。古くは富の公正な分配を司ることで最高神を補佐する副次的主権神であったと考えられる。

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世界大百科事典 第2版の解説

テルミヌス【Terminus】

古代ローマで,所有地の境界に立てた標石や標柱の神。一説では,第2代の王ヌマがこの神の崇拝を定め,カピトリウムの丘に神殿を奉献した。のち,その場所にはユピテル神殿が建てられたが,頑として移動を拒んだテルミヌスは,そのままユピテル神殿内に鎮座し続けたという。祭日(テルミナリアTerminalia)は2月23日で,この日,人々は境界標に犠牲をささげ,神の加護を願って宴を張った。【水谷 智洋】

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世界大百科事典内のテルミヌスの言及

【ローマ】より

…最も古い女神の一つウェスタは元来私人の家のかまどの神であるが,国家の守護神に上昇した。このように個人の守神が国家神となった例には,門口の神ヤヌス,土地の境の神テルミヌスなどがある。自然を支配すると信じられたユピテルは早くより大神としてあがめられカピトル丘に神殿があった。…

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