標石(読み)ヒョウセキ(その他表記)stone monument; stone mark

デジタル大辞泉 「標石」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐せき〔ヘウ‐〕【標石】

目印の石。また、道標に立てた石。「国分寺跡標石
測量で、三角点水準点に埋設される石。多く花崗岩の角柱が用いられる。

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精選版 日本国語大辞典 「標石」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐せきヘウ‥【標石】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 目じるしの石。
  3. 道しるべの石。
  4. 測量標一つ。三角点・水準点に埋める石。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「標石」の意味・わかりやすい解説

標石
ひょうせき
stone monument; stone mark

三角点,水準点などの位置を示すために埋設された石柱,コンクリート柱または真鍮などの金属鋲による耐久的な標識測量法では仮設的または一時的なものを含めて測量標といっている。日本の標石は測量法施行規則 (昭和 24年省令 16号) によって,種類,形,大きさが決められている。三角点,多角点の場合は柱石と盤石から成るが,水準点は柱石のみである。耐久的な標石はほかに,地形測量用の図根点標石,方位標石,磁気点標石,基線尺検定標石,基線標石がある。

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普及版 字通 「標石」の読み・字形・画数・意味

【標石】ひようせき

道標の石。

字通「標」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の標石の言及

【三角点】より

…このほか,近年では三角点の位置を繰返し測量により求め,その位置変化のようすから地殻の変形を検知するなど地震予知の分野にも役立てられている。三角点の標識としては,ふつう石柱を地面に埋めたもの(標石)が用いられている。世界各国ではその国状や地形などを考慮してさまざまな規格の三角点を目的に応じて設置している。…

※「標石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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