ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テレーズ・ラカン」の意味・わかりやすい解説 テレーズ・ラカンThérèse Raquin フランスの小説家エミール・ゾラの小説。 1867年刊。フランス自然主義文学の代表作の一つ。情夫と共謀して夫を殺した女の運命を描く。 73年ゾラはみずからこの小説を脚色し,パリのルネサンス座で,自然主義演劇の実例として初演し,のちのアントアーヌなどの演劇運動に大きな影響を与えた。 1928年 J.フェデーによって映画化された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報