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デウォーチオ・モデルナ devotio moderna

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デウォーチオ・モデルナ
devotio moderna

14世紀末から 15世紀にかけてネーデルランドに始り,ラインラント,ザクセン,北フランス,スペイン,そしておそらくイタリアにも広まった宗教的浄化運動。 G.グローテが創始し,その弟子 F.ラーデウィンスによってウィンデスハイムに創設されたアウグスチヌス隠修士会,共住生活兄弟会を母体として発展。内面性を重視し,禁欲的な隠遁生活のなかで自己認識を深め,義務を遂行することが完徳の道であるとした。神の本性の思弁的研究を退け,キリストの生活と苦難についての瞑想に重きをおきつつキリストの生にならうという実践的思想を追求した。アウグスチヌス,クレルボーのベルナルドゥス,ボナベントゥラなどを運動の精神的よりどころとした。トマス・ア・ケンピスの『キリストにならいて』はこの運動のなかから生れた傑作である。 16世紀に入ると宗教改革運動の陰に隠れて衰退した。

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