コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

デオキノコムシ Scaphidiidae; shining fungus beetle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デオキノコムシ
Scaphidiidae; shining fungus beetle

鞘翅目デオキノコムシ科の昆虫総称。一般に小型,卵形甲虫で,多くは黒色光沢が強く,上翅に黄白,黄,赤色などの斑紋をもつ種が多い。触角糸状で先端部は弱い球稈となる。肢は細長い。上翅端が切断状で腹部の尾節背板が露出するためデオキノコムシの名がある。世界で 400種が知られ,日本には約 30種を産する。キノコや腐朽木材に集る。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

デオキノコムシ
でおきのこむし / 出尾蕈虫

昆虫綱甲虫目デオキノコムシ科Scaphidiidaeの昆虫の総称。世界各地に分布し、森林地帯にすむ。少なくも900種が知られており、日本産は70種以上ある。体長1.5~6ミリメートルぐらい。体は黒色から赤褐色が普通で、上ばねに紋のあるものも多い。形は幅広い卵形から紡錘形まであるが、肩が張っていて前後に狭まるものが多く、上ばねは先が切断状で、尾節を露出する。キノコや朽ち木、落葉中、樹皮下などにすんでおり、幼虫もそれらの場所にすむ。
 ヤマトデオキノコムシScaphidium japonumは体長は約6ミリメートル。黒くて上ばねの前後に赤か白の横紋があり、単にデオキノコムシともいう。同じ属の種はほかに12種産する。[中根猛彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

パルムドール

カンヌ国際映画祭で、最優秀作品に与えられる賞。[補説]多く「金のシュロ」と訳されるが、日本原産のシュロ(ワジュロ)ではなく、ヤシ科のナツメヤシがモチーフとなっている。ナツメヤシは、西洋では勝利・栄誉の...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android