トラヴァーチン(その他表記)travertine

翻訳|travertine

岩石学辞典 「トラヴァーチン」の解説

トラヴァーチン

石灰華(tufa)の一種で,一般に明るい色で密度があり,緻密または多孔質.しばしば不規則な層で空洞を通じて網目状に分かれ,生物による生化学的な部分もある.石灰を含んだ水が,温泉周囲断層に沿って,流れの底に沿って撹拌されて形成されたものである.トラヴァーチン堆積物は,かつての湖底を広く覆っていたと考えられ,普通は装飾用石材または塊であれば建築石材として高価である[Vitruvius : 10 B.C., Pettijohn : 1949].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android