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トリテミウス Johannes Trithemius

世界大百科事典 第2版の解説

トリテミウス【Johannes Trithemius】

1462‐1516
ドイツの聖職者。ドイツ名トリトハイムJohannes Tritheim。トリッテンハイムに生まれ,1482年シュポンハイム,1506年ビュルツブルクの修道院長。熱狂的なカトリックの信仰に生き,修道院改革,写本の収集などに努めたが,世界を支配する七惑星などについて考える占星術師,魔術師的側面ももっていた。ファウスト伝説のモデルとされる歴史上の人物J.G.ファウストについて興味ある書簡の報告(1507)を残している。

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世界大百科事典内のトリテミウスの言及

【オカルティズム】より

…フィレンツェではフィチーノがプラトンや新プラトン主義者たちの著作の翻訳を通じて,その弟子ピコ・デラ・ミランドラがヘブライ語=カバラ研究を通じて,それぞれ古代の隠された知をよみがえらせ,ルネサンス芸術の理論的支柱を提供した。北方ではピコの盟友ロイヒリンやトリテミウスの後をうけて,ネッテスハイムのアグリッパが,中世を通じてスコラ学的に形骸化され,わずかに悪魔学や天使学に退化した姿をとどめるのみだったオカルティズム理論を,錬金術や占星術のような自然界に依存する分野にはじめて適用した(《隠秘哲学》1531)。これ以後パラケルススが医学,錬金術,薬草学のような自然学の基盤の上に秘密の知を展開して,近代オカルティズム成立へと大きく転回せしめた。…

※「トリテミウス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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