すべて 

ドルン効果(読み)ドルンコウカ(その他表記)Dorn effect

デジタル大辞泉 「ドルン効果」の意味・読み・例文・類語

ドルン‐こうか〔‐カウクワ〕【ドルン効果】

荷電した微粒子が液体中を移動することで電位差が生じる現象。これによって液体中に生じる電位差は泳動電位とよばれる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「ドルン効果」の意味・わかりやすい解説

ドルン効果 (ドルンこうか)
Dorn effect

界面動電現象一つ。液体内の微粒子が沈降する際に液の両端に電位差を生ずる現象。1878年ドイツのドルンE.Dornによって発見された。電気泳動の逆現象で,このときに液の両端に生ずる電位差を泳動電位migration potentialあるいは沈降電位sedimentation potentialという。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のドルン効果の言及

【界面電気現象】より

…この電位差を流動電位と呼ぶ。さらにコロイド粒子を重力によって沈降させたり,遠心力によって強制沈降させるときに液の上下に生ずる電位差を沈降電位(またはドルン効果)と呼ぶ。界面動電現象の相互関係を図2に示す。…

※「ドルン効果」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

すべて 

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む