ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドーリス式オーダー」の意味・わかりやすい解説 ドーリス式オーダードーリスしきオーダーDoric order 建築用語。ギリシア建築のオーダーのなかで最も古い形式。簡素で力強い構成を示す。上にいくに従って細くなる。柱は台座がなく直接ステュロバテスの上に立つ。エンタシスをなす柱身には平均 20条ほどの円溝が刻まれており,円溝は互いに接して鋭い稜線をなす。柱頭は丸い平鉢形のエキノスと方形のアバクスから成る単純な構成。エンタブラチュアは,平滑なアーキトレーブ,トリグリフとメトープを交互に配したフリーズ,ゲイソン (軒蛇腹) をめぐらしたコーニスの3部分で構成されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by