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ナミウズムシ Dugesia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ナミウズムシ
Dugesia

扁形動物門渦虫綱三岐腸目ナミウズムシ科ナミウズムシ属に含まれる種類の総称。再生力が強いために生物学の実験材料として有名な動物で,かつてプラナリアPlanariaであるとされていたが,現在はナミウズムシ属 Dugesiaに分類され,日本産種は D. japonica,ヨーロッパ産種は D. gonocephalaと名づけられている。しかし習慣的に現在でもプラナリアと呼ばれている。体は長さ 2cm内外,扁平で伸縮性に富み,頭部は三角形状で2個の眼点をもっている。日本各地の河川,池沼に広く分布し,木片,小石の下,落ち葉の裏などに見出される。 (→渦虫類 )

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世界大百科事典内のナミウズムシの言及

【ウズムシ(渦虫)】より

…世界に約3500種が知られている。なお,狭義にはナミウズムシ,ビワオオウズムシなどプラナリアと呼ばれる三岐腸類に属する種類を指す。【今島 実】。…

【プラナリア】より

…渦虫綱の三岐腸目プラナリア科の扁形動物の1属名,またはプラナリア科Planariidaeに含まれる種類を一般にこの名でいう。かつて,日本産のナミウズムシDugesia japonica(イラスト)はPlanaria属にされていたが,その後,生殖器官などの精査によってPlanaria属からDugesia属へ移され,したがって日本では現在Planaria属に含まれる種類はいない。 プラナリア科のものはすべて淡水産で,河川や池沼の水底,水生植物や石の上などをはっている。…

【扁形動物】より

…放射相称形の動物(腔腸動物,有櫛(ゆうしつ)動物)から左右相称動物へ進化していった動物のうちもっとも原始的な形態をもつ動物群。自由生活するナミウズムシ(プラナリアの1種),寄生性のジュウケツキュウチュウ(住血吸虫),カンテツ(肝蛭),カギサナダなど約1万7000種ほどが知られており,寄生性の種類で人間や家畜に種々の病気を起こさせるものも多い。 扁形動物は渦虫綱,吸虫綱,単生綱,条虫綱の4綱に分けられるが,ウズムシ類が原始的で基本的な体制をもち,それらのうちのあるものが寄生生活にしだいに適応してキュウチュウ類を生じ,さらに寄生生活に適応性が進んだのがジョウチュウ類と考えられている。…

※「ナミウズムシ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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