ナム・ハイ チュア(英語表記)Nam-hai Chua

現代外国人名録2016 「ナム・ハイ チュア」の解説

ナム・ハイ チュア
Nam-hai Chua

職業・肩書
植物分子生物学者 ロックフェラー大学植物分子生物学教授

国籍
シンガポール

生年月日
1944年4月8日

学歴
シンガポール大学卒

学位
Ph.D.(ハーバード大学)

受賞
国際生物学賞(第21回,日本)〔2005年〕

経歴
ロックフェラー大学植物分子生物学助教授を経て、1988年教授に就任。光による遺伝子発現誘導について分子レベルの研究を行い、先駆的な成果を挙げた。特に、光誘導遺伝子に作用するタンパク質と遺伝子側の構造に関する研究は世界初であり、その後の光形態形成研究の重要な基礎となった。また植物の形態形成に重要な役割を果たす葉緑体へのタンパク質輸送の構造である“トランジット配列”を発見。そのほか植物の上下軸や放射対称性の確立に関する発生学的な研究でも成果を挙げるなど、植物の形成にとって分子生物学的・発生学的研究の基礎の構築に貢献。2005年第21回国際生物学賞を受賞。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報