ナリンジン(読み)なりんじん(その他表記)naringin

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ナリンジン」の意味・わかりやすい解説

ナリンジン
なりんじん
naringin

ナツミカンなどの柑橘(かんきつ)類の未熟な果実、外皮などに含まれる苦味物質有機化合物のフラバノン配糖体で、ベンゼン環を2個もつ構造をしている。柑橘類苦味は特有の風味であるが、多すぎると非常に苦く味を損なう。グレープフルーツ、ナツミカンなどの内袋に多く、果汁やシロップ漬け缶詰、マーマレードなどに加工するときに苦味が入り、ときには味覚上問題となる。そのため、ナリンジンを分解する酵素、ナリンジナーゼnaringinaseが苦味取りに利用されている。

河野友美・山口米子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む