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ナーシル・ホスロー Nāṣir Khusraw

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世界大百科事典 第2版の解説

ナーシル・ホスロー【Nāṣir Khusraw】

1003‐61
ペルシアの詩人。バルフの一地方に生まれ,メルブセルジューク朝の財務官僚となったが,1045年メッカへ巡礼し,次いでエジプトイスマーイール派に改宗。バルフ帰還後は迫害され,バダフシャーンの山中に隠遁して一生を終えた。旅行記《サファル・ナーマSafar Nāma》は,ファーティマ朝下のエジプトなど各地の状況を知る貴重な史料であり,詩集《ディーワーン》も文学史,イスマーイール派研究のうえで重要である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のナーシル・ホスローの言及

【ペルシア文学】より

…11世紀後半から12世紀前半にかけてのセルジューク朝支配時代にはペルシア詩は質量ともに最高潮に達し,宮廷詩人としてはムイッジーMu‘izzīをはじめ,頌詩の最高詩人アンワリーが現れた。異端イスマーイール派を信奉した神学・哲学詩人ナーシル・ホスローや,ペルシア詩の代表詩人として世界的に有名な《ルバーイヤート(四行詩集)》詩人ウマル・ハイヤームが活躍したのもこの時代である。 10世紀以来ペルシア詩人の活躍地域は保護者たる王朝の版図の関係上,中央アジアからイラン東部に限られていたが,11世紀後半からセルジューク朝の勢力拡大に伴い,ペルシア詩人の活動地域もしだいにイラン全域に広がり,とくにカスピ海西方地域アゼルバイジャン地方では,12世紀後半にホラーサーン派詩人と覇を競う優れた詩人たちが輩出し,アゼルバイジャン派詩人と呼ばれ,〈古典ホラーサーン・スタイル〉を脱して新しい〈イラク・スタイル〉を生み,ペルシア詩の発展に多大の貢献をした。…

※「ナーシル・ホスロー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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