ナームデーブ(その他表記)Nāmdev

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナームデーブ」の意味・わかりやすい解説

ナームデーブ
Nāmdev

15世紀頃のインドの詩人,宗教家。マハーラーシュトラの仕立屋の子として生れ,低いカーストに属した。マラータ地方ではビシュヌ神はビトーバー (ビッタル) という名で崇拝されていたが,彼は万有のなかにビッタル神が存在し,それは宇宙の根源であるから,この神に対して敬虔な信仰を捧げよ,と教えた。そして心の清浄,謙虚,克己,寛恕,神を愛すること,などの徳をすすめた。彼の主張は下層階級の人々に受入れられ,彼自身は偶像崇拝を痛烈に批判したにもかかわらず,その信徒は偶像を用いた。

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