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ナーヤカ nāyaka

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世界大百科事典 第2版の解説

ナーヤカ【nāyaka】

インドにおける,おそらくはサンスクリットを起源とする〈特定権限〉〈称号〉〈官職名〉の総称。後には人名にも用いられた。古くは《アルタシャーストラ》に現れ,〈10ヵ村の頭〉を意味した。ビジャヤナガル王国時代の史料に頻出し,〈ナードゥ(郡)の支配者〉を示す称号,ダンダナーヤカとよばれる軍事・財務長官の官職名,あるいは徴税・軍事権を与えられた地方領主層としてのアマラナーヤカなど,さまざまの性格をもつナーヤカが存在したと考えられる。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のナーヤカの言及

【地主】より

…イスラム勢力の直接的な支配を受けなかったビジャヤナガル王国では,バラモンの地主以外に,レッディ,ベラーラ,ガウンダなどの非バラモン有力カーストの中から,数ヵ村ないし数十ヵ村の所領を支配し,水利権,徴税権,軍事権を保持する者も現れた。彼らの中でとくに有力な者はナーヤカと呼ばれ15世紀以降には数県にまたがる地域を一円支配する領主となる者もいたし,また,ナーッタム,パーライヤッカーラン(ポリガール)と呼ばれる地主・小領主層も南インドの南部に現れた。
[イギリス東インド会社]
 18世紀末からインドの直接支配を目ざしたイギリス東インド会社政府は,本国の近代的な地主制の観念を導入し,かつインド古代法典に基づき〈インドでは古来,国家が最高の土地所有権者である〉という論拠に立って新たな徴税制度を実施した。…

【ビジャヤナガル王国】より

…また,村落や郡(ナードゥ)の地方社会では各種の商人・職人集団が台頭し,寺院や交通の要衝を中心に商品生産,交易に従事したこと,また王国は彼らからさまざまな職業税,関税,市場税を徴収していたことは碑文などの史料に数多く記録されている。16世紀後半にはナーヤカ,ポリガールと呼ばれるさまざまな土豪,領主,在地有力支配者が各地に輩出し,彼らの中から半独立のナーヤカ領国やマッラバン族による土豪領もつくり出された。 対外的には,13世紀以来,マルコ・ポーロイブン・バットゥータら数多くの外国人が南インドを訪れ,中でもペルシア人アブド・アッラッザーク・アルサマルカンディー,ロシア人ニキーティンAfanacii(Athanasius) Nikitin,ポルトガル人D.バルボサ,パエスDomingos Paes,ヌーネスFernão Nunesらは王国に関する詳細な見聞記録を残し,今日,王国史の貴重な史料となっている。…

※「ナーヤカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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