ネゲブ(英語表記)Negev

世界大百科事典 第2版の解説

ネゲブ【Negev】

シナイ半島に連なるイスラエルの南部地方で,全般に乾燥した砂漠地帯である。地中海沿岸平野に連なる北部には中心都市ベール・シェバがある。中部にはシナイ半島から延びた褶曲山地が走り,さまざまな鉱物資源が埋蔵されており,開発が進められている。南部は荒涼とした砂漠がアカバ湾岸まで続く。南端のエイラトはイスラエルの唯一の紅海への出口として戦略上重要な港である。ネゲブへはティベリアス湖およびヤルコン川から灌漑用水路が延ばされて農業開発が進められており,またエイラトとハイファ間に送油管が通じ,さらに原子力研究都市ディモナがあるなど,イスラエルにとって戦略的に重要な地域となっている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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