ノイズリミッタ(その他表記)noise limiter

デジタル大辞泉 「ノイズリミッタ」の意味・読み・例文・類語

ノイズ‐リミッタ(noise limiter)

電源などから入ってくる雑音信号を減殺するために設ける回路。ノイズキラー。雑音低減回路。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノイズリミッタ」の意味・わかりやすい解説

ノイズリミッタ
noise limiter

電気機器の雑音防止器。各種の電気装置が電気雑音を発生すると誘導放射により通信や計測あるいは情報処理装置などに妨害を与えるので,これを防止するため,雑音発生源の雑音を弱め,あるいは妨害を受ける通信装置などの雑音の影響を軽減する回路装置。小型直巻電動機 (ミキサや電気ドリルなど) やケイ光灯などにはコンデンサを用い,ネオン点滅器やサーモスタットなどには抵抗とコンデンサの組合せ,直巻電動機や高周波医療器などにはコンデンサとコイル (インダクタンス) を組合せたものを用いて発生する雑音を弱める。また受信機などには,抵抗,コイル,コンデンサあるいは半導体素子などを組合せた回路を挿入して雑音を抑制する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android