デジタル大辞泉
「ノックダウン方式」の意味・読み・例文・類語
ノックダウン‐ほうしき〔‐ハウシキ〕【ノックダウン方式】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ノックダウン方式
のっくだうんほうしき
knockdown system
部品セットを外国に送り、それを現地で製品に組み立てて販売する方式。自動車に典型的にみられる。この方式を採用する理由は、完成品を輸送するよりも多種・膨大な部品のまま輸送するほうが運賃を節約できること、現地の安い労働力を組立てに利用できること、安定した部品による良品質の製品を供給できることなどである。国によっては、産業育成のために製品輸入に高率の関税を課すところもあるが、この方式はそれを回避することができる。その反面、現地に組立工場を設ける必要があること、国によっては部品の国産化率により製品輸入と同一に扱うことなどの問題点がある。
[森本三男]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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ノックダウン方式
ノックダウンほうしき
knockdown system
部品を現地で組立てて完成品とする生産方式。ミシン,自動車,家具などを最初から完成品として現地に輸送すると,輸送コストが大きくなり,かつ品いたみなども激しくなる。そこでばらばらの部品または半完成品の形で現地に輸送し,組立てるという方式が生れた。現在ではそうした輸送条件のほかに,完成品と部品との関税の差や,組立てのための労働賃金の差,また一部を現地生産部品としてコスト低下をはかるなどの考慮も加えられている。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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