ハイパーカード(その他表記)HyperCard

翻訳|HyperCard

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハイパーカード」の意味・わかりやすい解説

ハイパーカード
HyperCard

カード型のデータベースシステムで,ハイパーテキストを実装したソフトウェアアップルビルアトキンソンが同社のパーソナル・コンピュータ,マッキントッシュ向けに開発し,1987年に発表した。内蔵されたスクリプト言語ハイパートーク HyperTalkを使用してドキュメントを作成したり,データベース構築に利用できる。ドキュメントにはテキストのほか,静止画,動画,音声などのデータをはりつけることができるため,ゲーム制作などにも用いられた。操作プログラム実行が簡単に行なえるほか,大きな特徴として,1枚のカードから他のカードへのリンク機能があり,これによって独自の世界をつくり出した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のハイパーカードの言及

【CAI】より

…専門のプログラマーでなくても簡単に教材が作成できることを目的にさまざまなシステムが開発されてきた。最近では,ハイパーカードや各種のホームページ作成ソフト(HTML記述ソフト)がある。
[知的CAI]
 伝統的CAIの持つ問題点を克服するために,知的CAIの研究が始まった。…

※「ハイパーカード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む