ハートリー(David Hartley)(読み)はーとりー(英語表記)David Hartley

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ハートリー(David Hartley)
はーとりー
David Hartley
(1705―1757)

イギリス医者、心理学者。ヨークシャーのアームリー生まれ。ケンブリッジのジーザス・カレッジで聖職者になるために神学などを学んで1729年学位を得た。その後医学に進み、ニューアーク、バスで開業した。1749年主著『人間観察』Observation on Man, His Frame, His Duty, and His Expectationsを出版、このなかでロックの「観念連合」の理論を独自に詳しく展開し、いわゆる連想心理学を創設した。彼の仕事はJ・ミルに高く評価され、後の生物学や心理学に影響を与えた。

内田 謙]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例