観念連合(読み)カンネンレンゴウ

デジタル大辞泉の解説

かんねん‐れんごう〔クワンネンレンガフ〕【観念連合】

ある観念とある観念とが結びつくこと。また、その結びついたもの。連想

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百科事典マイペディアの解説

観念連合【かんねんれんごう】

ある観念からほかの諸観念がひき出されること。英語ではassociation of ideas。観念連合説は英国経験論に顕著にみられるが,とりわけヒュームは観念間の関係を類似・接近・因果の3つの自然的関係において捉え,積極的な意義を与えた。さらにハートリーによって生理学的な基礎にもとづく主張がなされた。観念連合説は精神分析における自由連想法などにも影響をおよぼしている。

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世界大百科事典 第2版の解説

かんねんれんごう【観念連合 association of ideas】

心の対象である観念間を支配する連想的な関連で,任意の観念が自然に他の観念をよびおこし,心に現前させる種類の結合をいう。観念連合説の古典的形態は古くから見られるが,顕著な代表例は近代イギリス経験論で,ホッブズロックらにも発見される。しかし,たとえば,ロックなどのまだ消極的な傾向とは別に,観念連合に積極的な意義を与えたのはヒュームである。彼は観念間の関係として三つの自然的関係,すなわち,類似,接近,因果を考える。

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精選版 日本国語大辞典の解説

かんねん‐れんごう クヮンネンレンガフ【観念連合】

〘名〙 観念と観念との結びつき。連想。〔哲学字彙(1881)〕

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世界大百科事典内の観念連合の言及

【心理学】より

… 近代において一応学としての心理学らしきものがはじまったのは,イギリスの経験論にもとづくロック,D.ヒュームらの連合心理学からである。この学派によれば,生まれたとき人間は白紙(タブラ・ラサ)であって,経験によって観念を獲得し,さまざまな観念が連合して精神が形成される(観念連合)。つまり精神は経験からくる観念という要素の寄せ集めであって,それ自体としての存在をもたない。…

【バークリー】より

…対象のリアルな大きさ,形,配置なども同様である。われわれが視覚でこれらを知るのは,過去の経験を通じて両種の観念の間に習慣的連合(観念連合)が成立しているからで,デカルトやマールブランシュが説くように幾何学的・理性的な判断の働きによるのではない。全体として,数学的・自然科学的な概念構成の世界から日常的な知覚の経験に立ち返り,その次元で存在の意味を問いなおそう,というのがこの書の基本精神である。…

※「観念連合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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