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観念連合 カンネンレンゴウ

デジタル大辞泉の解説

かんねん‐れんごう〔クワンネンレンガフ〕【観念連合】

ある観念とある観念とが結びつくこと。また、その結びついたもの。連想

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百科事典マイペディアの解説

観念連合【かんねんれんごう】

ある観念からほかの諸観念がひき出されること。英語ではassociation of ideas。観念連合説は英国経験論に顕著にみられるが,とりわけヒュームは観念間の関係を類似・接近・因果の3つの自然的関係において捉え,積極的な意義を与えた。

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世界大百科事典 第2版の解説

かんねんれんごう【観念連合 association of ideas】

心の対象である観念間を支配する連想的な関連で,任意の観念が自然に他の観念をよびおこし,心に現前させる種類の結合をいう。観念連合説の古典的形態は古くから見られるが,顕著な代表例は近代イギリス経験論で,ホッブズロックらにも発見される。しかし,たとえば,ロックなどのまだ消極的な傾向とは別に,観念連合に積極的な意義を与えたのはヒュームである。彼は観念間の関係として三つの自然的関係,すなわち,類似,接近,因果を考える。

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世界大百科事典内の観念連合の言及

【心理学】より

… 近代において一応学としての心理学らしきものがはじまったのは,イギリスの経験論にもとづくロック,D.ヒュームらの連合心理学からである。この学派によれば,生まれたとき人間は白紙(タブラ・ラサ)であって,経験によって観念を獲得し,さまざまな観念が連合して精神が形成される(観念連合)。つまり精神は経験からくる観念という要素の寄せ集めであって,それ自体としての存在をもたない。…

【バークリー】より

…対象のリアルな大きさ,形,配置なども同様である。われわれが視覚でこれらを知るのは,過去の経験を通じて両種の観念の間に習慣的連合(観念連合)が成立しているからで,デカルトやマールブランシュが説くように幾何学的・理性的な判断の働きによるのではない。全体として,数学的・自然科学的な概念構成の世界から日常的な知覚の経験に立ち返り,その次元で存在の意味を問いなおそう,というのがこの書の基本精神である。…

※「観念連合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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