ハーヴァード大学(読み)ハーヴァードだいがく

大学事典「ハーヴァード大学」の解説

ハーヴァード大学[アメリカ]
ハーヴァードだいがく

ボストン近郊所在の北米最古の大学。ヨーロッパ三十年戦争のただ中の1636年,ピューリタンたちが「学問の発展と永続化」を目指し,新天地に創設した。初期から学士号を授与し,牧師役人が構成した外部の視学委員会に監督を委ねた。ボストンのインテリ層と深く繫がりつつも,19世紀前半まで州の援助を受けたが,南北戦争後に私学化。1900年の学生数は全米最大で,科目履修の選択制を導入していた。2012年現在,共学の学生数はカレッジ,学術大学院,九つの専門職大学院で計2万余名と,規模では数十位に後退した。しかし,世界中からの客員研究者数では最上位を占める。大きな工学部なしで多額の連邦研究援助金を得,現役教授から32名のノーベル賞受賞者を出す研究成果をあげている。蔵書数1500万冊余の図書館,3兆円の基金は全米で最大。20世紀以降,5人の大統領を輩出した一方,地域住民に向けた高水準の教育も提供している。2007年,初の女性学長を迎えた。
著者: 立川明

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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