バルナバの手紙(読み)バルナバのてがみ(その他表記)Epistle of Barnabas

改訂新版 世界大百科事典 「バルナバの手紙」の意味・わかりやすい解説

バルナバの手紙 (バルナバのてがみ)
Epistle of Barnabas

使徒教父に含まれる一文書。70年以後140年までの間に,異邦人キリスト者の一人によって記された。本書には使徒バルナバの名が付せられているため,古代においては高く評価されていたが,内容からいってバルナバの書とは言えない。手紙というよりは説教ないし神学論文に近く,2~17章では旧約を引用しつつユダヤ人の啓示理解を批判し,18~20章では〈光の道〉と〈闇の道〉の二つの道という形で道徳的勧告が述べられる。
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