日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 バルマー(Bhagvatīcharan Varmā)ばるまーBhagvatīcharan Varmā(1903―1981) インドのヒンディー語の小説家。ウッタル・プラデシュ州に生まれる。アラハバード大学で文学・法学を学ぶ。詩人として出発するが、生活のため弁護士開業。また雑誌編集者、映画シナリオ作家、日刊紙主筆、全インド放送局勤務など職業を転々、文筆に専念できるようになったのは1950年代の後半であった。都市生活者の叙事詩というべき大河小説『曲りくねった道』(1946)、『忘れ去られた絵』(1959)などを目撃者の立場で描いた。晩年は大統領任命による上院議員となる。[田中敏雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例