コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ヒンディー語 ヒンディーご Hindī language

7件 の用語解説(ヒンディー語の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヒンディー語
ヒンディーご
Hindī language

インドの公用語。元来,インド北中部のドアーブ地方を中心とする地帯の住民の言語で,インド=ヨーロッパ語族インドアーリア語派に属する。話し手は今日では2億~3億人に上る。話し言葉は方言差が大きく,西ヒンディー語東ヒンディー語に大別される。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ヒンディー‐ご【ヒンディー語】

Hindi》近代インド‐アーリア語の代表的言語。北インドが中心で、ナーガリー文字を使用。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

ヒンディー語【ヒンディーご】

インド・ヨーロッパ語族のインド語派に属する近代インド語で,インドの公用語の一つ。祖形は10世紀ごろに始まるとされるが,現代のヒンディー語Hindiは,19世紀にヒンドゥスターニー語の文章語から分離,独立した。
→関連項目インドトゥムリーパンジャービー語

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ヒンディーご【ヒンディー語 Hindī】

インド語派(インド・アーリヤ諸語)の有力な言語の一つで,同系統の諸語のなかでは,地理的にみてインド中心部に分布する。北インドの共通語であり,インド(バーラト)の公用語でもある。 ヒンディー語という名称は今日では次の4とおりの意に用いられる。(1)狭義にはドアーブ(ガンガー(ガンジス),ヤムナー両河に挟まれた地域,とくにデリーメーラト周辺)地方のカリーボーリー方言。(2)カリー・ボーリー方言に近接の諸言語・方言および古典語の要素が加わって形成された北インドの共通語。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ヒンディーご【ヒンディー語】

インドの公用語。インド-ヨーロッパ語族インド語派に属す。同系のウルドゥー語に比べサンスクリット系の語彙が多く、表記にデーバナーガリー文字を用いる。 → ヒンドゥスターニー語

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界の主要言語がわかる事典の解説

ヒンディーご【ヒンディー語】

インドヨーロッパ語族インド語派に属する言語。インド北部で話され、インドの連邦公用語でもある。話者数は4億9000万人で、世界では中国語英語に次いで多い。デリーにイスラム王朝が成立した13世紀以降、イスラム教徒ヒンドゥー教徒の共通会話語として北インドに広がったヒンドゥスターニー語が、20世紀のインド・パキスタン分離独立に至る歴史のなかで、ヒンドゥー教徒が使うヒンディー語とイスラム教徒が使うウルドゥー語とに分かれた歴史をもつ。両言語は音韻も日常語彙(ごい)も文法も基本的に同じだが、ヒンディー語では、ウルドゥー語のペルシア文字に対してデーバナーガリー文字を使い、アラビア語ペルシア語に由来する語彙のかなりをサンスクリットなどからの借用語で置きかえている。音韻では子音の種類が多く、独特の反り舌音や多数の帯気音がある。語順は日本語とよく似ている。◇英語でHindi。

出典|講談社
(C)Kodansha.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒンディー語
ひんでぃーご
Hindi

インド・ヨーロッパ語族インド・イラン語派のアーリア諸語に属し、普通東西二つの語群に分けられる。東のグループは、コーサリー語、アワディー語、バゲーリー語、チャッティースガリー語などからなり、インドのウッタル・プラデシュ州およびマディヤ・プラデシュ州の東部および中央部、ビハール州ネパール南部などの各地域で話されている。また、西のグループは、カリーボーリーといわれる標準ヒンディー語、イスラム教徒たちの共通語であるウルドゥー語、バーンガルー語、ブラジバーカー語、ブンデーリー語、カナウジー語などからなり、ウッタル・プラデシュ州の中央部および西部、マディヤ・プラデシュ州の北部、ヒマチャル・プラデシュ州、ハリアナ州、ラージャスターン州などの地域で話されている。
 ヒンディー語は、英語とともにインドの公用語として国会や中央官庁において用いられており、ウッタル・プラデシュ州、マディヤ・プラデシュ州、ビハール州、ハリアナ州、ラージャスターン州、ヒマチャル・プラデシュ州、デリー中央政府直轄地区などの公用語ともなっている。インド国外においても、アフリカをはじめ、南米のギアナやスリナム、南太平洋のフィジー島などでヒンディー語を話すインドからの移民が多数おり、これらを含めるとヒンディー語の使用人口は2億数千万に上り、理解人口となると3億人を超すものと思われる。
 標準ヒンディー語の歴史的発達の過程をたどってみると、13~14世紀ごろ中期アーリア諸語の一つであるシャウラセーニー・アパブランシャ語の影響を受けつつ発達したデリー地方の言語が、まず初めに北インドに住むイスラム教徒たちの共通語となり、やがてヒンドゥー社会の上層部の人々にも受け入れられるようになっていった。この言語は普通ヒンドゥスターニー語とよばれるが、14世紀から15世紀にかけ、デカン地方で発達したダクニー(ダキニー)語の例に倣い、ペルシア語やアラビア語の語彙(ごい)を豊富に取り入れて成立したウルドゥー語とともに、インドの代表的言語として1799年カルカッタ(現コルカタ)に設立されたフォートウィリアム・カレッジでイギリス人官吏に教えられた。しかし、こうしたウルドゥー語に対抗する形で、ヒンドゥスターニー語からペルシア語やアラビア語の語彙を排除し、できるだけサンスクリット語の語彙を取り入れることによって成立したのが今日の標準ヒンディー語である。なお、ウルドゥー語がペルシア系の文字で右から左へと書かれるのに対し、ヒンディー語はナーガリー文字で左から右へと書き表される。[奈良 毅]
『土井久彌編『ヒンディー語小辞典』(1975・大学書林) ▽土井久彌著『ヒンディー語入門』(1979・泰流社) ▽S. K. Chatterji Indo-Aryan and Hindi (1960, Firma K. L. Mukhopadhyay, Calcutta) ▽A. R. Kelkar Studies in Hindi-Urdu (1968, Deccan College, Poona)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のヒンディー語の言及

【インド[国]】より

…正式名称=インドBharat∥India面積=328万7263km2(ジャンムー・カシミール(12万1667km2)を含む)人口(1996。ジャンムー・カシミールを含む)=9億5296万人首都=ニュー・デリーNew Delhi(日本との時差=-3.5時間)主要言語=ヒンディー語(公用語),英語(準公用語),テルグ語,アッサム語,マラーティー語,ベンガル語,タミル語など憲法にあげられている17の地方の公用語通貨=ルピーRupee国名はヒンディー語ではバーラトBharatという。インドは北半球に属し,その面積は,ヨーロッパの面積からイギリス,アイルランド,スカンジナビア諸国,ヨーロッパ・ロシアの面積を引いたものにほぼ等しい。…

【ヒンドゥスターニー語】より

…後者の用法のほうがより一般的である。 ヒンディー語ウルドゥー語もヒンドゥスターニー語を基に成ったので,これら3言語の基本的な構造に大差はない。しかしヒンドゥスターニー語が市井の話し言葉であるのに対して,ヒンディー語がデーバナーガリー文字で表記され,サンスクリットの語彙を多用するヒンドゥー教徒の書き言葉として,またウルドゥー語がペルシア文字で表記され,ペルシア・アラビア語語彙を多用するイスラム教徒の書き言葉としての性質を強めるにつれ,両者は話し言葉ヒンドゥスターニー語から別々の方向に遠く離れていった。…

※「ヒンディー語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

ヒンディー語の関連キーワードカシミール語ゲール語語派サンスクリット語シンハラ語スカンジナビア諸語インドヨーロッパ語族・インド-ゲルマン語族インドアーリア語インド・イラン語派インド・ヨーロッパ語族

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone

ヒンディー語の関連情報