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バンガージー Banghāzī

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バンガージー
Banghāzī

別綴 Benghazi。イタリア語ではベンガジ Bengasi。リビアの主要な港湾都市。季節によってトリポリと首都を交代した時期もあった。同国北東部,キレナイカ地方北部,地中海のスルト湾東部湾口に位置する。古代ギリシア時代には植民地キレナイカの中心都市で,ヘスペリデスと呼ばれ,大陸内陸への隊商路の起点として繁栄。北東方にある旧市ベレニケの跡には,プトレマイオス朝,ローマ属州期の石墓が多数ある。 20世期初頭にイタリアが占領し,1930年代から商業上,軍事上の要地として近代的な港湾都市となり,多数のイタリア人が移住。第2次世界大戦後,キレナイカ王国の首都となり,51年のリビア連合王国成立後,トリポリとともに首都であった。リビア大学 (1955創立) や近代的なビル街もあるが,イスラム的色彩も非常に強い。 60年代から内陸で油田の開発が進むにつれて,急速に発展。工業には製塩,精油,食品加工,セメント,なめし皮などがあり,水産業,観光も盛んである。世界最大級の海水真水化プラントが稼働。人口 44万 6250 (1988推計) 。

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世界大百科事典内のバンガージーの言及

【ベンガジ】より

…人口44万6000(1988)。アラビア語ではバンガージーBanghāzī。町の起源は前7世紀にさかのぼり,ギリシア人が建設したアフリカ植民都市の一つ,ベレニスとして誕生し,以来幾多の外国による支配を経験した。…

※「バンガージー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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