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バンジャル族 バンジャルぞくBanjarese; Banjarese Malay

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バンジャル族
バンジャルぞく
Banjarese; Banjarese Malay

インドネシア,カリマンタンスラタン州を中心に居住するマレー系民族。バンジャル・マレー人とも称される。人口約 200万。 16世紀以降,ボルネオ島南部に住む先住民マーニャン族,ガジュ族などのダヤク諸族の一部が,イスラム化してマレー人などの外来諸民族と混血し,外来諸文化の影響を受けて形成された。言語はマレー語にきわめて近い。伝承では,民族の起源は 12世紀頃建国されたヒンドゥー王国バンジャルマシンにあるとされる。 17世紀にはバンジャル族が主体となって,現在のバンジャルマシンの地にイスラム王朝を興した。一時は西および東ボルネオのイスラム小王朝を政治的に支配したが,オランダとのたび重なる戦争で衰微し,1860年に王朝は滅びた。主生業は水田・焼畑による稲作で,漁業も盛ん。 17世紀,香料貿易に競合するためコショウが植えられ,以来換金作物として重要。インドネシア独立後,カリマンタンスラタン州で優勢なバンジャル族と反目したダヤク諸族は,1957年にカリマンタントゥンガ州を分離独立させた。

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