バージニアシティ(英語表記)Virginia City

改訂新版 世界大百科事典 「バージニアシティ」の意味・わかりやすい解説

バージニア・シティ
Virginia City

アメリカ合衆国ネバダ州西部の町。リノの南東26km,バージニア山脈中にある。1859年,金と銀の鉱脈コムストック・ロードの発見によって町が建設され,ブームタウンとして大繁栄し,1870年代中ごろには人口は最高の2万5000人に達した。ビクトリア様式豪邸が建ち並び,マーク・トウェーンが,町の新聞《テリトリアル・エンタープライズ》のレポーターとして活躍した。80年代の鉱山衰退とともにゴースト・タウン化し,今日では訪れる観光客が多い。なお市名は,人気のあった鉱夫の名にちなむ。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のバージニアシティの言及

【ゴースト・タウン】より

…しかし乾燥地では家屋などの保存状態がよいため,補修して映画のセットに利用されたり,観光地になったりしている。かつてマーク・トウェーンを含めて3万近い住民でにぎわったネバダ州のバージニア・シティVirginia Cityは,毎週数万の見物客を集めているという。【亀井 俊介】。…

【ゴースト・タウン】より

…しかし乾燥地では家屋などの保存状態がよいため,補修して映画のセットに利用されたり,観光地になったりしている。かつてマーク・トウェーンを含めて3万近い住民でにぎわったネバダ州のバージニア・シティVirginia Cityは,毎週数万の見物客を集めているという。【亀井 俊介】。…

※「バージニアシティ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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