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バール形式 バールけいしきBar form

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バール形式
バールけいしき
Bar form

音楽用語。中世のドイツのミンネジンガーマイスタージンガーが主として用いた楽曲形式。 aabの形をとる。同様の形式は一部のグレゴリオ聖歌やフランスの騎士歌人の歌曲にもみられるが,特にドイツで好まれ,民謡やコラールと結びついて 17~18世紀末まで広く行われた。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

世界大百科事典内のバール形式の言及

【コラール】より

…宗教改革者ルターの,特別な音楽的素養をもたない一般会衆にも自国語で歌える礼拝の歌を与えようという意図を出発点として起こり,16世紀から18世紀にかけて,多数の曲が作られた。ドイツ語の抑揚を生かした素朴で力強い旋律と旋法的な性格の強い節回しが特徴で,楽曲形式は中世のミンネジンガー以来ドイツ歌曲にとって一つの基本形式となったAABのバール形式(バールBarという詩型が基本で,リズムと押韻が呼応しあう二つの前句AAと後句Bからなる)によるものが多い。 みずから作詞作曲を手がけたルターの作品の中では,力強い語調と雄々しい旋律をもつ《われらが神はかたき砦》(日本基督教団賛美歌267番《神はわがやぐら》)がとくに有名である。…

※「バール形式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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