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パウロス[サモサタ] パウロス[サモサタ]Paulus Samosatenus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パウロス[サモサタ]
Paulus Samosatenus

キリスト養子説的なモナルキアニズムを説いた3世紀の異端者。 260年頃のアンチオキア司教。イエスは人であり,彼を通して神が言葉を語ることによって神的となったにすぎないと主張。 263~268年アンチオキアで3回の教会会議が開かれ,異端として司教を罷免されたが,パルミラ女王ゼノビアの庇護を受けて 272年まで実権を握っていた。三位一体を否定する彼の信奉者たちであるパウロス派は,ニカイア公会議の決定によれば,教会に受入れられるには再度の洗礼が必要であるとされた。

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