パシュトゥーン

百科事典マイペディアの解説

パシュトゥーン

アフガニスタンの基幹住民で全人口の60%を占める人々。自称アフガーン。パターンとも呼ばれる。アフガニスタン全域とパキスタン北西部に住み,イスラム教を信奉し,言語はパシュト語
→関連項目アフガニスタンスライマーン[山脈]タリバーンバルーチスターン

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世界大百科事典 第2版の解説

パシュトゥーン【Pashtūn】

アフガニスタン全域からパキスタン北西部にかけての地域に住むアーリア系の民族。アフガーンAfghān,パターンPathānとも呼ばれる。人口約1500万,すべてイスラム教徒である。母語はインド・ヨーロッパ語族のパシュト語で,アラビア文字で表記される。原住地は今のアフガニスタン・パキスタン国境を走るスレイマン山脈地方で,18世紀中ごろカンダハールを中心としてアフガニスタンを建国した。1893年,アフガニスタンとイギリス領インドの国境が画定され,これが彼らの住地を二分して,パキスタンでは北西辺境州を形成している。

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世界大百科事典内のパシュトゥーンの言及

【アフガニスタン】より

…この国で気温を決める要素は緯度よりも高度で,例えばトルキスタンはカーブルより北にあるが,標高が低いため気温は高い。 人口の約半数を占めるのがパシュトゥーン(アフガン,パターンPathānとも呼ばれる)族で,南東部山地を故地とし,それとほぼ同数が地続きのパキスタン北西部に住んでいる。19世紀後半からトルキスタンへの移住も見られる。…

【北西辺境州】より

…中央をカーブル川が東西に横切り,肥沃な河谷平野(ペシャーワル谷)を形成する。北部山岳地帯を除くと主要住民はイラン系のパシュトゥーン(パターン)族で,州南西部の国境沿いに半独立的な部族地域をつくっている。気候は半乾燥気候で,農業は小麦,トウモロコシ,米,サトウキビ,タバコを主作物とするが,後3者は灌漑の発達したペシャーワル谷を主産地とする。…

※「パシュトゥーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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