パラフレニー(英語表記)paraphrenia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ドイツの精神科医エミール・クレペリンが提唱した概念で,情緒面の障害はほとんどないにもかかわらず,著しい妄想を主症状とし,幻覚を伴う精神病をさす。クレペリンは早発痴呆 (のちの統合失調症 ) とともに妄想性痴呆という概念を設定し,両者を合わせて内因性痴呆と呼んだが,この妄想性痴呆をのちにパラフレニーと名づけた。過半数迫害妄想誇大妄想を合わせてもち,慢性,進行性の経過をとる。その後,この型の精神病は独立した疾患とは認められなくなり,統合失調症の妄想型と考えられるようになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

オーナー商法

物品や権利を消費者に販売すると同時にその物品・権利を事業者が預かり、生産・運用・レンタル・管理・保管などの利殖の高さをうたって資金を集める商法。見かけ上は購入者が物品・権利のオーナーとなるため、こうよ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android