パルナッソス山(読み)ぱるなっそすさん(その他表記)Parnassós

日本大百科全書(ニッポニカ) 「パルナッソス山」の意味・わかりやすい解説

パルナッソス山
ぱるなっそすさん
Parnassós

ギリシア中部、ピンドス山脈中、コリント湾の北に位置する石灰岩質の山塊。フォキス、フティオティス、ボイオティア各県の境を北西から南東に走る。最高峰北方の山頂リアクラLiakura山(標高2457メートル)。古代にはアポロ神、ミューズ女神に捧(ささ)げられた聖山であった。南麓(なんろく)にはデルフォイがあるほか、ニンフやパンが住むといわれるコリシアの鍾乳洞(しょうにゅうどう)、ローマ時代に詩人霊感の源とされたカスタリアの泉など聖所が多い。

[真下とも子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む