パルメ委員会(読み)パルメいいんかい(その他表記)Palme Commission

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パルメ委員会」の意味・わかりやすい解説

パルメ委員会
パルメいいんかい
Palme Commission

反核軍縮運動の世界的リーダーとして知られたスウェーデンの O.パルメ首相の主宰で 1980年9月組織された国連の「軍縮と安全保障問題に関する独立委員会」のこと。世界の著名な政治家,外交経験者などを委員とする。真の世界平和は国際間の経済的,社会的公正のみならず政治的,軍事的安全保障をも目指した具体的措置と早急な運動によるところが大きいとの認識を前提に,1982年の第2回国連軍縮特別総会に向けて軍縮,軍備管理に関する分析と提言を行うことをおもな目的とした。 82年6月,国連事務総長に『共通の安全保障-核軍縮への道標』と題する報告書を提出した。パルメ委員長は 86年2月,スウェーデンで暗殺された。

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