核軍縮(読み)カクグンシュク(その他表記)nuclear disarmament

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「核軍縮」の意味・わかりやすい解説

核軍縮
かくぐんしゅく
nuclear disarmament

相互抑止の均衡を崩さないようにしながら核装備を制限,削減,全廃すること。ジュネーブにおけるアメリカと旧ソ連間の2国間交渉,国連総会やジュネーブの軍縮会議における多国間交渉,ヨーロッパ安全保障協力会議 (CSCE) におけるヨーロッパ諸国間交渉などで軍縮の努力がなされてきた。また,特定地域の非核地帯構想もその一環である。しかし現実には,軍縮よりも軍備管理という概念によって,均衡を維持しながら安全保障を確保する方策が採られてきた。 1987年 12月にはアメリカと旧ソ連間で INF全廃条約が調印され,史上初めて核兵器が削減される運びとなった。さらに 90年6月の両国首脳会談では,戦略核兵器削減に関する合意がなされた。

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