ヒナギキョウ(雛桔梗)(読み)ヒナギキョウ(英語表記)Wahlenbergia marginata

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒナギキョウ(雛桔梗)」の意味・わかりやすい解説

ヒナギキョウ(雛桔梗)
ヒナギキョウ
Wahlenbergia marginata

キキョウ科多年草で,関東以西から南西諸島,台湾にかけて分布する。日当りのよい乾いた路傍野原に普通に生える。長い根があり,茎は細く高さ 20~40cmである。葉は長さ2~5cmの披針形で,毛があり,縁はやや厚く白色となる。花は5~8月に,枝先に1個ずつ上向きにつく。萼片は披針形で直立し,花後も宿存する。花冠径数 mmの青紫色の漏斗状で5片に深く裂け,星形に開く。 蒴果は直立し熟すると裂開する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報