ヒラタチャタテ(その他表記)Liposcelis bostrychophilus

改訂新版 世界大百科事典 「ヒラタチャタテ」の意味・わかりやすい解説

ヒラタチャタテ (扁茶拄)
Liposcelis bostrychophilus

チャタテムシ目コナチャタテ科の微小昆虫体長約1mm。体は淡褐色。全体に扁平で頭部がとくに大きく,糸状の長い触角を前方にのばす。複眼はなく,小眼の集合がある。後脚基部が幅広く三角形。歩行はすばやい。多湿で暗い家の中にすみ,貯蔵食品類,菌類を食べる。本ののりをかじるのでbookliceとも呼ばれる。処女生殖を行い,新築住宅の畳,家具,装飾品などに夏から秋にかけて大発生することがある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 千里

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む