ビロード友禅(読み)ビロードユウゼン

大辞林 第三版の解説

ビロードゆうぜん【ビロード友禅】

ビロード地に、花鳥・風景などの絵を友禅染めにした織物。額・壁掛けなど、装飾品として用いる。友禅ビロード。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ビロード‐ゆうぜん ‥イウゼン【ビロード友禅】

〘名〙 ビロードに花鳥・風景などの絵画的な友禅染を施した織物。壁掛け・額などの装飾品にする。
※風俗画報‐七四号(1894)人事門「又天鵝絨友仙(ビロウドユウゼン)と称するものありては明治九年の頃発明染法にて諸外国に評判高し」

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世界大百科事典内のビロード友禅の言及

【染色】より

…合成染料を利用して色糊をつくり,それを型友禅に応用したのが広瀬治助(通称,備治)で,これによった友禅を加茂川染あるいは加茂川友禅と呼んだ。78年には西村総左衛門(千総,1855‐1935)によって,ビロードの上に友禅染を行ったビロード友禅が世に出た。こうした新しい技術の開発は,内国勧業博覧会や万国博覧会に出品され,染色界を大いに刺激し,新技術の工夫や新分野の開拓をつぎつぎとみることになり,近代染色の道を開いていったのである。…

【友禅】より

…その後,近代運動はますます推しすすめられ,欧米の新しい造形運動の影響も認められた。技術上では,西村総左衛門(千総)によるビロード友禅(白ビロードの上に絵を描き,陰影濃淡の立体的表現を生み出した),広岡伊兵衛が工夫し,糸目糊を置かない無線友禅などが生み出された。現代ではゴム糸目の使用はごく一般的となっている。…

※「ビロード友禅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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