ピラゾール

化学辞典 第2版 「ピラゾール」の解説

ピラゾール
ピラゾール
pyrazole

1,2-diazole.C3H4N2(68.08).アセチレンジアゾメタンとを反応させて合成する.無色針状または柱状結晶ピリジン同様の臭気をもつ.融点70 ℃,沸点186~188 ℃.1.0012.pKa 2.5.水,エタノール,エーテルベンゼン可溶.きわめて弱い塩基である.パラジウム接触還元すればピラゾリンになる.LD50 1730 mg/kg(ラット経口).[CAS 288-13-1]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のピラゾールの言及

【イミダゾール】より

…結晶性のよい固体で,融点91℃,沸点257℃。塩基性で,塩基解離指数pKb=7.05(25℃)で,異性体のピラゾールより強く,酸と結晶性の塩をつくる。水,アルコール,エーテル,クロロホルムによく溶けるが,ベンゼン,石油エーテルに溶けにくい。…

※「ピラゾール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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