化学辞典 第2版「ピリドキサール」の解説
ピリドキサール
ピリドキサール
pyridoxal
3-hydroxy-5-(hydroxymethyl)-2-methyl-4-pyridinecarboxaldehyde.C8H9NO3(167.16).動物,植物界に広く存在するビタミン B6 の一つ.ピリドキシンを過マンガン酸カリウムで酸化後オキシムとして精製し,これを亜硝酸ナトリウムで加水分解後塩酸塩として得られる.塩酸塩は白色の斜方晶.分解点173~174 ℃.λmax 318,390 nm(log ε 8.2,0.2,pH 7.0).水に易溶,エタノールに可溶,アセトンに難溶.水溶液は光,熱に対して不安定である.肝臓のアルデヒドオキシダーゼにより4-ピリドキシン酸に酸化され,尿へ排泄される.[CAS 66-72-8][別用語参照]ビタミン B6
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報