ピーパー(その他表記)Josef Pieper

改訂新版 世界大百科事典 「ピーパー」の意味・わかりやすい解説

ピーパー
Josef Pieper
生没年:1904-97

ドイツ哲学者,カトリック思想家。ミュンスター出身。ミュンスター大学で哲学,社会学,法学を学び,最初文筆家エッセイストたろうとしたが,第2次大戦後,ミュンスター大学で哲学的人間学担当の教授となる。閑暇についての有名なエッセーをはじめ,信仰,希望,愛,罪などのキリスト教的テーマ,プラトン,トマス・アクイナススコラ哲学に関する優れた入門書,ゲーテに関するエッセーなどで,つねにヨーロッパの精神的伝統を豊かに継承しようとする態度を貫いている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 稲垣

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む