ファイバー・オプティックス(その他表記)fibre optics

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ファイバー・オプティックス
fibre optics

直径約 10μmのガラス繊維またはプラスチック繊維を数多く束ねたもので,屈曲した経路を通して光を伝える。光は繊維の中を全反射を繰返しながら,途中であまり吸収されることなく一方の端から他の端に到達する。 1870年に J.ティンダルが噴出する細い水流の中を光が伝わるのを示したことにこの研究の発端がある。細い繊維の束の形になったのは 1950年代である。また,光が繊維の中を伝搬していく分野を扱う光学をファイバー・オプティックスという場合もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android